毎月引き落とされる保険料が、ほかの家と比べて高いのか安いのか、気になったことはありませんか。
保険料は、入っている保険の種類や保障の大きさ、家族の人数によって大きく変わります。平均と比べるときは、どんな保険が含まれた数字かを知っておくことが大切です。
この記事では、公的な調査で見る保険料の平均と、自分の保険料の確かめ方をまとめました。
2人以上の世帯が1年間に払う生命保険の保険料は、平均35.3万円(月にするとおよそ2万9,000円)です(生命保険文化センター、2024年度)。この平均には個人年金保険も含まれ、世帯ごとの差が大きいので、平均より「今の家族に合った保障か」で見直しましょう。
この記事でわかること
- 生命保険の保険料の平均(2024年度の調査)
- 平均と比べるときの注意点
- 自分の保険料と保障の確かめ方
生命保険の保険料の平均
| 項目 | 2人以上の世帯 | 単身世帯 |
|---|---|---|
| 生命保険の世帯加入率 | 89.2% | 45.6% |
| 1年間に払う保険料の平均 | 35.3万円 | ― |
出典:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2人以上の世帯:2024年4〜5月に調査・4,000世帯、単身世帯:2024年4月にインターネット調査・2,200人)/2026年10月21日に確認
2人以上の世帯の平均35.3万円には、個人年金保険の保険料も含まれています。死亡や病気の保障だけでなく、老後のための積み立ての保険も入った金額です。
保険料の分布(2人以上の世帯)
| 1年間に払う保険料 | 世帯の割合 |
|---|---|
| 12万円未満 | 17.8% |
| 12万円以上24万円未満 | 19.3% |
| 24万円以上36万円未満 | 15.7% |
| 36万円以上48万円未満 | 9.9% |
出典:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(ひと目でわかる生活設計情報)/2026年10月21日に確認
いちばん多いのは「12万円以上24万円未満」(月1万〜2万円くらい)の世帯です。平均の35.3万円は、保険料が多い世帯に引き上げられているため、多くの世帯の実感より高めに見えます。
平均と比べるときの注意点
- 個人年金保険や、貯蓄型の保険が含まれているか
- 家族の人数と年齢(子どもが小さいと、必要な保障が大きくなりやすい)
- 会社の団体保険や、住宅ローンの団体信用生命保険(団信)があるか
- 共済(県民共済・生協など)も含めて考えているか
平均より高いから入りすぎ、低いから足りない、とは言えません。平均は目安として使い、今の家族に必要な保障と比べることが大切です。
自分の保険料と保障を確かめる
家族全員の保険証券や、保険会社の会員ページを用意します。
月払い・年払いをそろえて、1年間でいくら払っているかを出します。
死亡・入院・がんなど、何にいくら出るかを書き出します。
公的な保障や会社の保障も合わせて、重なっている部分と足りない部分を整理します。
保障の整理のしかたは、保険の見直しの手順の記事でくわしくまとめています。
貯蓄型の保険を途中で解約すると、払った保険料より受け取れる解約返戻金が少なくなることがあります。保険料を下げたいときも、解約する前に、解約返戻金の額と、保障がなくなることを確かめましょう。
世帯ごとの考え方
一人暮らしの場合
単身世帯の生命保険の加入率は45.6%で、2人以上の世帯より低くなっています。生活費を支える家族がいなければ、大きな死亡保障より、病気やけがで働けなくなったときの備えを中心に考えましょう。
共働き夫婦の場合
2人それぞれが保険に入っていると、保障が重なっていることがあります。2人の保険料と保障を並べて、合計でいくら払っているかを確かめましょう。
子育て世帯の場合
子どもが小さいうちは必要な保障が大きくなり、保険料も上がりやすい世帯です。子どもの成長とともに必要な保障は変わるので、節目ごとに見直しましょう。
自分だけで判断しにくいときは、FP(ファイナンシャル・プランナー)や保険の無料相談サービスで、保障の重なりを整理してもらう方法もあります。
固定費の見直しで毎月いくら浮きそうかは、シミュレーターで目安を出せます。
まとめ
2人以上の世帯の生命保険の保険料は、1年間で平均35.3万円です(生命保険文化センター、2024年度)。いちばん多いのは年12万〜24万円の世帯です。
平均には個人年金保険も含まれるので、平均より「今の家族に合った保障か」で見直しましょう。