保険は一度入ると、そのまま何年も見直さないことが多いものです。
でも、必要な保障の大きさは、結婚や出産、住まいの変化などで変わっていきます。暮らしが変わったときは、保険を見直すよいタイミングです。
この記事では、見直したいタイミングと、そのときに確かめたい保障をまとめました。
保険の見直しは、就職・結婚・出産・住宅の購入・子どもの独立など、家族や収入が変わったときにするのが基本です。変化がなくても、1年に1回は保障の内容と保険料を確かめると、入りすぎや足りない保障に気づきやすくなります。
この記事でわかること
- 保険を見直したい6つのタイミング
- それぞれのときに確かめたい保障
- 見直すときの注意点
保険を見直したい6つのタイミング
| タイミング | 確かめたいこと |
|---|---|
| 就職・転職 | 会社の健康保険や福利厚生で受けられる保障。今の保険と重なっていないか |
| 結婚 | 自分にもしものことがあったとき、配偶者の生活に必要なお金。受取人の変更 |
| 出産・子どもが増えた | 子どもが独立するまでに必要なお金。死亡保障や収入の保障の大きさ |
| 住宅の購入 | 住宅ローンの団体信用生命保険(団信)で、死亡保障が重なっていないか |
| 子どもの独立 | 必要な死亡保障が小さくなっていないか。老後に向けた医療の保障 |
| 保険の更新 | 更新すると保険料が上がる保険か。今の保障が今の暮らしに合っているか |
家族や収入が変わったときは、「必要な保障の大きさ」も変わると考えると、見直すタイミングをつかみやすくなります。
見直す前に、公的な保障を知っておく
民間の保険を考える前に、健康保険や年金から受けられる保障を知っておくと、入りすぎを防げます。
- 高額療養費制度:医療費が高くなったとき、年齢や所得に応じた上限を超えた分が支給される
- 傷病手当金:会社員などが病気やけがで仕事を休んだとき、条件を満たすと支給される
- 遺族年金:家計を支える人が亡くなったとき、条件を満たす遺族が受け取れる
公的な保障の内容と、今の保険の書き出し方は、保険の見直しの手順の記事でまとめています。
タイミングごとの考え方
就職・転職したとき
会社の健康保険には、傷病手当金などの保障があります。会社によっては、団体保険や福利厚生の保障もあります。学生のときに入った保険がある場合は、会社の保障と重なっていないかを確かめましょう。
結婚したとき
2人の収入や家計の分け方によって、必要な保障の大きさは変わります。保険の受取人が親のままになっていないかも、あわせて確かめましょう。
出産・子どもが増えたとき
子どもが独立するまでの生活費や教育費を考えると、必要な保障が大きくなりやすいときです。遺族年金で受け取れる分も考えて、足りない分を整理しましょう。
住宅を購入したとき
住宅ローンを借りるときは、団体信用生命保険(団信)に入ることが多く、ローンを借りた人にもしものことがあると、残りのローンが返済されます。そのぶん、ほかの死亡保障が大きすぎないかを確かめましょう。
子どもが独立したとき
子どもの生活費や教育費のための死亡保障は、小さくてよくなることがあります。保険料を見直して、老後に向けた貯金や医療の保障を考えるときです。
今の保険を解約してから新しい保険に入ろうとすると、健康状態によっては新しい保険に入れないことがあります。乗り換えるときは、新しい保険の契約が決まってから今の保険を解約しましょう。解約すると、それまでの保障や特約もなくなります。
世帯ごとの考え方
一人暮らしの場合
自分にもしものことがあっても、生活費を支える家族がいなければ、大きな死亡保障は必要ないことが多い世帯です。病気やけがで働けなくなったときの備えを中心に考えましょう。
共働き夫婦の場合
2人とも収入があるので、片方にもしものことがあっても、もう一方の収入で暮らせる部分があります。2人の保障を並べて、重なっている部分がないかを整理しましょう。
子育て世帯の場合
子どもの成長とともに、必要な保障の大きさが変わっていく世帯です。出産や入学など、子どもの節目ごとに保障を見直すと、入りすぎや足りない保障に気づきやすくなります。
自分だけで判断しにくいときは、FP(ファイナンシャル・プランナー)や保険の無料相談サービスで、保障の重なりを整理してもらう方法もあります。
固定費の見直しで毎月いくら浮きそうかは、シミュレーターで目安を出せます。
まとめ
保険の見直しは、就職・結婚・出産・住宅の購入・子どもの独立など、家族や収入が変わったときにするのが基本です。
見直す前に公的な保障を知り、今の保険と重なっていないかを確かめましょう。乗り換えるときは、新しい保険の契約が決まってから解約します。