格安SIMに乗り換えたいと思っても、「手続きが難しそう」「電話番号が変わってしまうのでは」と不安になる人は多いかもしれません。
今の電話番号のまま乗り換える仕組みを「MNP(番号ポータビリティ)」といい、手続きの多くはインターネットで済ませられます。
この記事では、MNPの流れと用意するもの、乗り換えの前に確かめておきたいことをまとめました。
今の電話番号のまま乗り換えるには、MNPを使います。乗り換え先によっては、申込みだけで今の会社の手続きも済む「ワンストップ方式」が使えます。MNPの手数料はかかりませんが、乗り換え先で契約事務手数料がかかることがあります。
この記事でわかること
- MNPの2つの方法(ワンストップ方式・ツーストップ方式)
- 乗り換えに用意するもの
- 乗り換え前に確かめることと、乗り換えたあとの設定
MNPの2つの方法
| 方法 | 流れ | 向いている人 |
|---|---|---|
| ワンストップ方式 | 乗り換え先に申し込むだけで、今の会社でのMNP予約番号の手続きも進む(2023年5月24日から) | 今の会社と乗り換え先の両方が対応している人 |
| ツーストップ方式 | 今の会社で「MNP予約番号」を受け取り、その番号を使って乗り換え先に申し込む | どちらかの会社がワンストップ方式に対応していない人 |
出典:総務省「MNPに関するQ&A」/2026年10月21日に確認
ワンストップ方式に対応しているかは、乗り換え先の申込み画面や案内で分かります。
乗り換えにかかるお金
- MNPの手数料:利用者が払う料金は無料。ただし、店頭や電話でMNP予約番号を出してもらう場合は、1,000円(税抜)以下の手数料がかかることがある
- 乗り換え先の契約事務手数料:会社によってかかることがある
- 今の会社の解約金・端末代の残り:契約の内容によってかかる
出典:総務省「MNPに関するQ&A」Q2-1/2026年10月21日に確認
MNP予約番号は、インターネットで手続きすれば無料です。店頭や電話で手続きするより、手数料を抑えられます。
乗り換えに用意するもの
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 契約者本人名義のクレジットカードなど、支払いに使うもの
- ツーストップ方式の場合は、MNP予約番号(有効期限があるので、受け取ったら早めに申し込む)
- 今のスマホを使い続ける場合は、乗り換え先で使えるか(対応機種かどうか)を確かめた結果
乗り換えの手順
データ使用量、解約金、端末代の残り、使っているオプションを確かめます。
使うデータ量に合ったプランと、今のスマホが使えるかを確かめて選びます。
ワンストップ方式なら乗り換え先に申し込みます。ツーストップ方式なら、今の会社でMNP予約番号を受け取ってから申し込みます。
SIMカードが届いたら差し替えます。eSIMの場合は、案内にそって設定します。切り替えた時点で、今の会社の契約は解約になります。
通信の設定(APN)や、キャリアメール・アプリのログインなどを確かめます。
今の会社のメールアドレス(キャリアメール)は、乗り換えると使えなくなります。大手3社のキャリアメールは、持ち運ぶサービスもあります。銀行やネットショップなどにキャリアメールを登録している場合は、乗り換える前にほかのメールアドレスに変えておきましょう。
世帯ごとの考え方
一人暮らしの場合
手続きが自分の1台だけなので、乗り換えやすい世帯です。平日の昼に手続きできない場合も、インターネットでの申込みなら時間を選ばずに進められます。
共働き夫婦の場合
2人とも乗り換えるなら、同じ会社にそろえると家族割が使える場合があります。1人ずつ乗り換えると、もう1人の家族割がなくなって料金が上がることもあるので、順番を考えておきましょう。
子育て世帯の場合
子どもの回線が未成年の名義になっている場合は、手続きに親の同意や書類が必要なことがあります。家族の回線をまとめて乗り換えるときは、名義と必要な書類を先に確かめましょう。
乗り換えでスマホ代がいくら浮くかの目安は、シミュレーターで出せます。
まとめ
今の電話番号のまま格安SIMに乗り換えるにはMNPを使い、対応していればワンストップ方式で申込みだけで手続きが進みます。
MNPの手数料はインターネットなら無料です。解約金・端末代の残り・キャリアメールを確かめてから申し込みましょう。